学習ノート「技術とものづくり」P36の活用例と教材研究

角丸四角形: <動く模型や、ロボット製作の基礎学習>  ・機械に

 

「動力を伝えるしくみを調べよう」

<学習活動1>学習ノートP36 
動力を伝える仕組みを調べよう。
○考えてみよう?

<発問> 伝達される回転数の変化と力の間には、

    どのような関係があるだろうか。
     自転車の変速装置などから考えてみよう。 
○歯車(ギヤ)が使われているものを題材に、速さとトルク、
 回転数の関係を図にまとめる。  
<板書例>

  

※現行の学習ノートに載っていないが、
 歯車について学習させる場合


旧版学習ノート 機械P4 「3、機械の仕組み」 が活用できる。

<学習活動2> 歯車(ギヤ)について考えてみよう
 話し合いのポイント ・それぞれの長所・短所→ホワイトボードなどを使い、グループで話し合いをしてみる。

・摩擦車の欠点は滑りやすいので、歯車にすると滑りにくくなる
・歯車の長所と短所
長所…大きな力や高速の回転を伝達することができる。
         
●短所…無理な負荷をかけると、歯車の歯が欠ける。

<学習活動3> ベルトとチェーン伝導について考えてみよう
★話し合いのポイント ・歯車と摩擦車はどんなところで使われているだろう?
             →ホワイトボードなどを使い、グループで話し合いをしてみる。

学習ノートP28 卓上ボール盤の学習を振り返る。(ベルト車)
エレベーターなど、比較的低速で大きな負荷がかかるときチェーン伝導の方が優れている。

<学習活動4> 機械に使われている共通部品
についてまとめよう (学習ノートP36に記入)

○実際に、技術室にある部品や、動く模型ロボットを見せながら説明をする。

@ねじ …代表的な機械部品。物体を固定したり、運動を伝達したりする。

      ○ねじの選定の仕方  Mの意味→直径をあらわす。 

Aばね …機械材料の持つ弾性的な性質(学習ノートP9 金属材料の特徴参照)

      を利用して、エネルギーを蓄えたり、衝撃を吸収したりする機械部品。

B軸受け(ベアリング)…回転運動を支えるために重要な機械要素。

       ○軸受には、潤滑油が必要不可欠。

 

<学習のまとめ>学習のまとめをしよう

 ○身のまわりの機械には今日学習した部品などが使われていることが理解できたか。

 ☆複雑なロボットも、これらの部品、これから学ぶ機構の組み合わせであることを

知らせる。